やせる薬って、ないんですか?

痩せる薬
肥満治療には、大きく分けて4つの方法があると言いました。食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法。「この中で、もっとも気になるのはもしかしたら他の「薬物療法」、つまり、ダイエット薬についてかもしれません。

「先生!やせるクスリってあるんでしょ?わたしにも出してちょうだいよ!ねえ早く!」

こんなふうに、喜々とした表情で迫るマダムがいらっしゃいます。その勢いにクラッとしながらも、私が出す答えは、のひと言につきます。

インターネットで「やせ薬」と検索すると、さまざまな薬品名が出てきます。なのに、いったいどういうこと?と思われるかもしれません。

簡単に整理してみましょう。

日本国内に流通して、病院などで処方される薬は厚生労働省が許可したものだけです。そしてその薬にはすべて「適応疾患」が定められています。つまり、この病気・この症状・この条件の人にしか使ってはいけないというルールがあるのです。

2015年現在、日本で「肥満症」の治療に使うことのできる薬は、実は2種類だけあります。

1つは「サノレックス」という薬品、もう1つは「防風通聖散」という漢方薬です。「サノレックスは「マジンドール」という商品名で売られていて、脳に作用して食欲をおさえるもの。BMI=%を越える高度の肥満患者にのみ使うことができます。たとえば身長160センチの方だったら、おおむね8キロを超えていれば適用範囲内なのですが「サノレックスをください!」と医療機関に行ってみても、ほぼ100%「いやいや、ちょっと待ってください」と言われます。

というのも、食事療法や運動療法などを実践しても効果がない場合のみ、この薬を使ってもいいと規定されているのです。そのため、まずは栄養士さんの食事指導を受けたり、運動療法の指示を受けたりしながら、自分自身でがんばってみないとなりません。

3ヶ月がんばってみたけれど、どうしてもダメだった……という場合のみ処方される可能性があるのですが、この薬品、実はアンフェタミンと呼ばれる麻薬の成分に近い物質が入っています。

そのため、利用開始後に減量の効果がなければできるだけ速やかに中止すること、たとえ効果があったとしても3ヶ月で中止しなければならない、という制限の多い薬なのです。

しかも、薬を使っているときは食欲がおさえられていても、薬を中止すると食欲は戻りますから、あまり薬を使う意味がない、というのが実際のところです。

「では、もう1つの漢方薬はどうでしょうか。

「防風通聖散」と呼ばれるもので、脂肪を燃焼させるなどの効果がある漢方薬です。一部薬局なでも一般薬として購入ができるのですが、ハッキリと体重を落とす効果があるかと言われれば、残念ながら大きな効果は望めません。

少なくとも、これだけ飲んでいれば○キロやせられる、といった代物ではなく、あくまでも食事療法や運動療法などが主。漢方薬はその補助手段にすぎないのです。

私が「やせる薬はない」と答えるのは、このような背景があるからです。

仮に今後、やせられる薬が開発されたとしても、そこには必ず「副作用」の問題が出てきます。

漢方薬はほかの薬剤に比べればリスクは低めになりますが、漢方薬特有の肺炎や肝障害を引き起こす可能性もゼロではありません。

インターネットで「やせ薬」を検索してみると、エステ店などで輸入の薬剤が販売されているケースもあります。欧米ですでに先行して販売されている合法薬剤がある一方、販売中止になったシブトラミンを混ぜたダイエット食品なども売られていたりします。これらは非常にリスクが高く、安易に手を出すべき領域ではないと思うのです。何よりも、私が薬による治療をおすすめしないのには、次の理由があります。

薬によってやせるというのは、薬を飲み続けないとやせられない状態なんです。

汗の量は生活習慣と比例する?

汗の量をどうしても抑えたいなら、生活習慣、具体的には食生活を見直しましょう。肉よりも野菜中心の食生活にするだけで、汗の量は減ります。
それでも汗の量が減らないときはアセカラットを飲みます。アセカラットの口コミをを見ると分かりますが、多くの人が汗を抑えて臭いの軽減にも成功しています。